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サーチナ 3月24日(木)12時4分配信
四川省成都市でこのほど、路明章さんの70歳の誕生祝いが開かれた。路さんは16歳の時から飲食店で接客係を務めた。誕生祝いの宴席でも接客の特技を披露。「できますものは、ホイコーローに豚肉入りおこげ料理に……」と料理40種以上を張りのある声で唱えた。客側が試しに十数皿を“注文”すると、5秒ほどで「全部で○○元でございます」との答えが帰ってきた。中国新聞社が報じた。 「昔はメニューなんかなくてね」と路さんは語る。店が出せる料理をすべて暗記しているのは当然。皿の大小により料金が異なるが、それも頭の中に叩きこんでおく。注文を受ければ客の目の前で復唱し、料金を伝える。注文の料理を厨房に伝え、各テーブルに間違いなく供する。それが、接客係のプロの技だった。 飲食店の接客係は昔、「堂〓(タングァン)」と呼ばれた。今では接客係を「服務員」などと呼ぶが、路さんは「タングァンも服務員も同じ接客の仕事だけど、それでも違うんだよ」と説明する。とにかく、すべての情報を頭の中に叩きこみ、よどみなくてきぱきと仕事をこなすことが求められた。「この伝統がなくなってしまうことが気がかりだ」という。(〓はにんべんに「官」) 1960年代末に、昔ながらのタングァンは廃止された。路さんは飲食店の管理職に就くことになった。だから、路さんが計算する料金は、当時の価格にもとづく。現在の数十分の一だ。逆に言えば、路さんの頭脳の中には、当時の飲食業に関する情報が、ぎっしりと保存されている。専門家は「路さんは中国におけるサービス業の巨匠。当時のタングァンの能力を伝えているのは、路さんひとりだ」と言う。(編集担当:如月隼人) PR |
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